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最高裁判所第一小法廷 平成11年(行ツ)215号 決定 1999年10月21日

上告人

斎藤日出子

右訴訟代理人弁護士

津田晋介

被上告人

鶴岡税務署長 藤倉光

右当事者間の仙台高等裁判所平成一一年(行コ)第二号課税処分取消請求事件について、同裁判所が平成一一年六月二三日に言い渡した判決に対し、上告人から上告があった。よって、当裁判所は次のとおり決定する。

主文

本件上告を棄却する。

上告費用は上告人の負担とする。

理由

民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは、民訴法三一二条一項又は二項所定の場合に限られるところ、本件上告理由は、違憲をいうが、その実質は単なる法令違反を主張するものであって、明らかに右各項に規定する事由に該当しない。

よって、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。

(裁判長裁判官 井嶋一友 裁判官 小野幹雄 裁判官 遠藤光男 裁判官 藤井正雄 裁判官 大出俊郎)

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